エレファント薬剤師が知る………薬の裏側!?

薬剤師の立場から、薬にまつわる様々な話をしていきます!! エレカシ一筋の薬剤師、ドーンと行きます!!

「この薬、まだ家に残ってるから要らないんだけど!!」は支払いが高くなる!?

 重複投与・相互作用等防止加算の等ってのがミソ!!

こんにちは。今日もエレファントとを一つお願いします。

 今日も薬剤服用歴管理指導料の続きです。

 

下の表を見て下さい。

f:id:erephant:20170413100254p:plain

 

薬剤服用歴管理指導料=+オレンジ

*ただし、オレンジは「~加算」となっていますので、基本は

薬剤服用歴管理指導料=

 

と考えて!!と前回お話ししました。

今回はオレンジの部分。加算の話です。

 

皆さんに一番関係してくるのが、

重複投与・相互作用等防止加算

30点なので~300円!!大きいですよね~

 

まずは、この単語の定義から。

以下の疑義照会を行い処方内容に変更があった場合

a)併用薬との重複投与

b)併用薬、飲食物等との相互作用

c)残薬

d)その他、薬学的観点から必要と認められる事項

 

つまり、薬剤師がa)~d)の事柄でDrに問い合わせをして、処方内容に変更があった場合に 30点が加算されます!!

 

ということで、冒頭の

「この薬、まだ家に残ってるから要らないんだけど!!」

残薬確認であり、Drに処方せんからの削除依頼をする為、30点加算です。

 

でもこれって、未然に防げます!!

いつも貰っている薬を病院でお願いして、処方せん貰ったらすぐ薬局にGO!!

してるから、こんな事が起きるんですね!

(残ってる薬を病院のセンセイに伝えたとしても、センセイは入力ミスをすることは多々あります!!)

処方せん貰った時点で、記載されている薬を確認すればいいんです。

そして、病院の事務に自分から直接言えばもうOK!薬局での加算は無くて済みます。

 

結論!!

残薬確認は自分で行い、処方せん記載の薬は確認しましょう。自費で300円、3割で90円、1割で30円の負担が浮きます!!

 

すみません。

重複投与・相互作用等防止加算の等ってのがミソ!!

の話まで行きませんでした。次回に続きます!!